アフターピル服用で消退出血するメカニズムは?

2020年06月14日
顔を抱えている女性

アフターピルを服用している場合、下腹部痛や出血量などが減少したり、出血期間が短くなるケースもがあります。消退出血が見られることがありますが、このメカニズムについて女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)分泌量が、何かしらの理由から減少することによって子宮から出血することがあります。消退出血のメカニズムとして、生理や排卵からの自然消退出血と低用量ピルやアフターピルといった人工的な要因から引き起こる消退出血に区分することが可能です。

自然消退出血である生理のメカニズムについて、エストロゲンやプロゲステロンの働きによって関係しています。エストロゲンは生理が終わってから排卵する前に多く分泌されるもので、子宮内膜を厚くする作用があります。プロゲステロンは排卵した後より次の生理開始まで多く分泌され、子宮内膜の厚みを維持することが可能です。排卵した後妊娠しなければプロゲステロン分泌量が減少していき、子宮内膜の厚みを維持することができず子宮内膜の一部が剥がれ出血する仕組みです。排卵での消退出血は排卵前後1~3日間で起こる出血で、排卵時期が近づくことから一時的にエストロゲン分泌量が減少するので子宮内膜から少しの出血があるケースもあります。

人工的な要因によって起こる消退出血にアフターピルが関係しています。アフターピルは妊娠を望まない際、性行為後の72時間以内に服用することで避妊することができる薬です。妊娠が成立しなければ子宮内膜が剥がれるので、数日~3週間後において消退出血が見られる仕組みです。アフターピルはエストロゲンやプロゲステロンに似ている成分が含まれていて、排卵する前に服用すると排卵を抑制することができ、排卵する後に服用すると受精や着床を予防することが可能です。人工的にホルモン量を増やすことで、自然に起こるホルモン分泌を抑えることができ避妊に成功すると消退出血が起こる仕組みになっています。アフターピルを服用する時期で異なりますが、排卵する前~排卵する直後に服用すると数日~2週間後に出血が確認され、それ以外の時期でも数日~3週間後において確認することができるでしょう。月に2回出血することもあります。低用量ピルを服用した場合も出血が見られることがあり、アフターピルと違って21日間毎日服用を継続することで排卵を抑制することが可能です。7日間は休薬し、休薬期間において出血が見られることがあります。低用量ピルは排卵を抑制するので子宮内膜はそれほど厚くならず、下腹部痛が軽くなったり出血量も少ないのが特徴的です。